坂口志文教授が、パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞を受賞

IFReC の坂口志文教授が、パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞(Paul Ehrlich and Ludwig Darmstaedter Prize) を受賞しました。この賞はドイツの偉大な免役学者パウル・エールリヒ* の名を冠した、同国で最も権威ある賞の一つです。

坂口教授は、制御性T細胞 (Treg) の画期的な発見ならびに免疫学的自己寛容と恒常性維持における Treg の役割を示したことで、今回受賞のはこびとなりました。

2020年3月14日に、フランクフルトにて授賞式が行われました。

*パウル・エールリヒ (Paul Ehrlich, 1854-1915) はドイツの細菌学者・免疫学者。免疫の根幹である「抗体」を作る免疫細胞(今でいうBリンパ球)の存在を提唱し、特効薬 (magic bullet)という概念を初めて用いたことで有名。1908年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

Paul Ehrlich-Stiftung@Goethe-Universitat Frankfurt