坂口志文教授が、2015年のカナダガードナー国際賞 (2015 Canada Gairdner International Award) を受賞することが決定しました。
ガードナー国際賞は、カナダのガードナー財団より、「医学にたいして顕著な発見や貢献を行った者」に与えられる賞です。カナダ版ノーベル賞ともいわれ、アメリカのラスカー賞、イスラエルのウルフ賞と並び、受賞者から高い確率でノーベル賞受賞者が出ていることで知られます。日本人としては、石坂公成 夫妻(免疫学)、利根川進(免疫学)、 山中伸弥(再生医学)、森和俊(細胞生物学)らが過去に受賞しています。
大阪大学関係者では、2011年にやはり免疫学の 審良静男教授(IFReC拠点長) が受賞しており、坂口教授は2人目となります。
ガードナー財団は、2015年度の坂口教授の受賞理由として以下のようにあげています。
“for his discovery of regulatory T cells, characterization of their role in immunity and application to the treatment of autoimmune diseases and cancer”
(制御性T細胞の発見と免疫における役割の解明、ならびに自己免疫疾患と癌の治療への応用)
ガードナー財団は受賞者に10万カナダドルを贈呈するとともに、2015年10月26-30日に「ガードナー週間」を設け、坂口教授など受賞者の講演会をカナダ各地で開きます。