大阪大学大学院医学系研究科の安水良明さん、大倉永也特任教授(基礎腫瘍免疫学)、坂口志文特任教授(IFReC 実験免疫学)らの研究グループは、シングルセル解析を通じて詳細なCD4+T細胞のリファレンス構築と自己免疫疾患における大規模なプロファイリングを行いました。
20疾患、953人、1,809,668 CD4+T細胞によるメタアナリシスを行い、多発性硬化症、重症筋無力症、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患特異的なCD4+T細胞変化を同定しました。さらに、ゲノムワイド関連解析と統合解析を行うことで、CD4+T細胞遺伝子プログラムへの遺伝要因の集積を明らかにしました。
この成果は、2024年1月4日に米科学誌 Cell Genomics に掲載されました。